その2 【フランクフルトからミュンスターまでの電車の旅編】

時期:2001年04月25日頃                                  執筆日:2005年10月19日
えーっと、どこまで書いたかな?そうか、ドイツに降り立って電車に乗るところあたりまでか。

そうそう、んで電車に乗り込んだのさ。その頃は何もかもが新鮮。電車が着いてもドアは自動ではなく自分で開けないといけないし(俺の前に人がいたのでよかった)、チケットは車内で見せるだけなので改札とかないし。ドイツの電車は日本みたいな普通の座席車と、6席が一部屋になった個室が並んだ列車とある。値段は変わらなくて好きなところに座ればいい。でも6人部屋で全然知らない人と相席というか相室だと妙に落ち着かないけど。その時は他の人は乗ってなく一人だったので、個室で日本から持ってきたクラシックギターをポロポロ弾きながら、なんともいえない新鮮な異国の空気を味わっていたのでした。「オレ今ドイツだよー(ポロロン♪)」とかって感じで、妙なものに浸ってた。

しばらくするとドイツ人のおっちゃんが入ってきて「ここ空いてる?(当時は理解できてなく、フィーリングでそう感じ取った)」って聞いてきたので「はい、はい!」と席を勧めてギターをしまいこんだ。おっちゃんはなんとなくそわそわしてる俺に話しかけてきて、「君どこから来たの?」「日本。」「ここに来るの何回目?」「一回目(←もちろん同時に指で1を作って)」などというドイツ人との生の会話にどぎまぎしつつ、目的地到着を待っていたのでした。


が!!!!


突然電車が止まり、なにやらスピーカーからモゴモゴ声が聞こえてくる。当然のことながら理解不可能。おっちゃんがなにやら悪態ついてるので「よくないことがおきてるんだろうな〜」とか思いつつ、しばらく電車の中で待ってましたところ、また放送が「あshdkgんm@いおpmn!☆」。おっちゃんはさらに悪態をつき荷物をまとめだした。何がおきたんだ?って聞いたら「カプート、カプート」っていってきて「ハ?」って理解不能サインを出してると「ボーン!」って爆発する仕草で教えてくれたので、「故障デスカ・・・」と理解した。近くの駅へ牽引されてホームに降り立ち、さて、どうすんの?困っておっちゃんに俺の持ってたチケットを見せてミュンスターに行きたい旨を伝えると、なんとその電車が来るまで待ってくれるとのこと!実際はおっちゃんも途中まで同じ方向だったらしく、電車の乗換えで別れる時には感謝感激雨あられ状態だった。ドイツ人の第一印象は最高でした。

さて、紆余曲折を経て予定より2時間も遅れてドイツの中西部に位置するミュンスターにやってきた俺は、日本でもらった忠告通りタクシーを拾い、ホテルの地図と住所を見せてそこまでつれていってもらった。ホテルに着いた俺はまた困った。どうやってチェックインするんデスカ?まぁそんなもん普通は名前言ったら大抵そのままスーっといくだろうに、そしてそうなった。俺って心配性か?そして鍵をもらってその部屋まで案内してもらったのだが、最初にフロントでなにやら封筒に入った手紙らしきものをもらった。(なんと今でもその手紙を持っているのでここに写真を載せよう♪)そこに書かれていたのは・・・。

次回に続く(このドイツ語を読んで理解できる人にはバレちゃいます)


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