その97 【劇場へのオーディション編】

時期:2007年02月05日〜                                          執筆日:2012年12月14日

その96を書いてから早や1年3か月が過ぎ去ってしまいました・・・。一応は完結させないといけないと思い筆を取ってるのですが、あまりに昔過ぎて色々覚えていない・・・。さぁ、手帳を見てもどこまで思い出せるか。

前回の96は2007年3月9日のことを書いてましたが、今回はちょっと遡って2月5日からの事を書いてみます。今回はオーディションづくしです。

2007年2月5日にあったのはデュッセルドルフという日本人がわんさかいる街でのオーディションでした。前日にその街へ入り、ラーメン屋さんにはいって美味しいラーメンを食べました。

その次に受けたのは2月7日のコーブルクという街。なんとも小さな街ですが、南ドイツらしい、とてもかわいらしい雰囲気の街でした。

次は3月21日に、これまた小さな街のプフォルツハイムというところの劇場。ここも南ドイツなのですが、街から近いということで、エリザベト時代のギターの友人、ガイチこと上垣内のところへ遊びに、そして宿をお世話になりに行きました。

次の日の22日にはデトモルトという、僕がドイツで最初に行った音大の本校のある街でのオーディション。

色々移動してましたが、ちょうどこの時期は学校が休みで、問題なくオーディションに行けてたのでした。

この箇条書き加減からもわかるように、上の劇場には受かりませんでした。大抵どこも同じなのですが、まず指定時間の1時間半から2時間前くらいに 劇場に入り、事務で手続きをします。その後ピアニストとの合わせがあり、大抵は個室で呼ばれるのを待ちます。発声したり柔軟したりして時間を過ごします。

舞台に呼ばれると、まぁまずは挨拶から入って、名前を言うと大抵向こうから「今日はまず何を歌いたいですか?」と聞かれます。それを歌い終わると 「他にはどんなものを持ってきてますか?」とか聞かれたり、最初に今日持ってきている曲たちを訊かれてる場合は「次にはこれを歌ってください」という流れ になる。あまりに興味を持たれなさすぎると一曲歌い終わった後に「はい、ありがとーございましたー」となる。そしてお決まりの文句「それじゃぁあなたの事 務所に連絡しときますんで」ってな感じだ。

劇場によりけりだけど、何曲か歌わされて、その後に色々話を聞かれたりすると好印象。

いつも難しいなぁと思っているのが、どこまでアピールすればいいんだろうってこと。もちろん引っ込みすぎてるのはもってのほかだけど、アピールしすぎて見ている方が恥ずかしくなるようなこともあるかもしれない。あるいはそれが印象に残って採用されるかもしれない。

今ではこんなこと考えたりするけど、当時はとりあえず受かりたかったから、何も考えずにがむしゃらに目の前の事に打ち込んでいた・・・・ハズなのでした。


写真1枚目はデュッセルドルフの駅・・・あれ?こんなんだったかな?
写真2枚目はコーブルクのユースホステル。お城を改装してホステルにしてるのだ


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