その79 【リューベック音大オペラ公演、フィガロの結婚練習編】

時期:2005年10月頃                                               執筆日:2007年04月05日
2005年7月1日に、次に行われる音大オペラ公演のオーディションがありました。今回の演目はモーツァルトの「フィガロの結婚」。このオペラの中でテノールはバジリオとドン・クルツィオの二人。でも大抵は一人の人によって歌われます。ダブルキャストで募集して、オーディションしたのは3人。とりあえず受かって歌うことになりました。

公演は2006年1月26日から29日の4日間。それをダブルキャストで交互に歌います。その練習が夏休み明けの2005年10月5日から始まりました。

その練習までに音楽稽古は一応つけていたので、すぐに立ち稽古へ。今回のオペラはレチタティーヴォをドイツ語、アリアやアンサンブルの部分を原語のイタリア語でやるという特殊なものでした。なにせ字幕無しだからちょっとでもお客さんに意味がわかるようにしたかったのでしょう。でも歌うこっちとしては大変。やっぱり元々イタリア語だったものをドイツ語に訳して無理やり音符に当ててるから歌いづらい。舌噛みます。

今回の演出家はフリーで活動しているベルリンの人。なかなか台本を読み込んでいて、一緒に練習をしていて楽しかった。もちろん色々要求は多かったけど、役作りをしていく上でとても勉強になりました。

さてさて本番までにはまだ3ヶ月。時間がたっぷりあるような気がするのですが、こちとらまだ学生で授業も沢山あり、歌う人間は大抵卒業試験間際。色んな授業や試験をこなしつつ練習をするので、精神的にも体力的にもきついものがあります。そして演出家の要求は練習のたびに増えていくし、長いこと練習していくと昔言われたことは忘れていくし・・・。なんていうことをしていくうちに時間はあっという間に過ぎ、キャスト発表の日がやってきたのでした。

つづく


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