その71 【チェコでのオペラ公演編】

時期:2005年06月22日                                              執筆日:2006年10月05日
その67で書いた音大でのオペラプロジェクト、なんとチェコで開かれている音楽祭に召還されたのでした。その音楽祭を仕切っている人が実はうちの学校の先生だったので、彼から要請があったのです。

招待されたのはプロジェクトでも、男だけのオペラ、ブリテンの「Curlew River」の方だけ。アンジェリカはあまり評判がよくなかったらしい。

日にちは2005年6月22日。場所は、チェコといえばプラハ!!と考えるのは大間違い。ドイツとの国境に近いリトメニチェというところであった。ど田舎です。

招待されたので、移動費、宿泊費は全部向こうもち!こっちは、行って演奏して帰るだけ。俺たちはウキウキしながら、リューベックの駅を旅立ちました。朝の6時だったけどね・・・。なにせドイツの電車は遅い。12時間くらいかかったかな?

到着するともちろんの事ながら言葉は通じない。オレ英語できない。とりあえず友達と一緒に行動することに。しばらくしてシャトルバスが俺たちを迎えに来て、そこからまた1時間くらい走る。と、なにやら素敵な街並が!!田舎とはいってもやっぱり外国ってどうしてこんなに絵になるんだろうねぇ。いっぱい写真を撮ったが、ここには3枚しか載せれないので厳選します。

さて、チェコはまだユーロに変わってないので、到着したときにチェコのお金「クローネ」をもらいました。滞在中3日間で、、、いくらだったっけかな?忘れちゃったけど、ユーロになおすと確か20ユーロくらいだった。ドイツで20ユーロっていったら一晩美味しいご飯を食べたらすっからかんなのだが、チェコの物価は安い!!なんと5ユーロ出せば腹いっぱい、ビールいっぱい、夢いっぱい!最後のはウソだけど、20ユーロで全然足りたのでした。

今回の演奏は小さな教会の中で行われました。客席はどう多く見積もっても40席くらいか?そんなためにわざわざ呼んだのかよとも思ったが、こちとら招待されてるのでそんなことはお構いなし。むしろ旅行しにきてる感じでサクっとおわらせたのでした。

このチェコ、実は戦争中ドイツの占領下にあり、対ドイツ感情はあまりよくないのです。もちろん今はそんなあからさまに変なことはないけど、心のどこかには「ドイツ人なんて・・・」っていうのはあるのかもしれない。

それと関係してるのかはしらないけど、チェコで料理を食べたときえっらい待たされた。泊まってるホテルの一階にレストランがあり、公演が終わって夜10時くらいに皆で料理を頼んだのだが、1時間待っても出てこない。通訳を通して聞いた結果、頼んだのが遅すぎてコックが帰ったらしいのだ。そんなの頼んだときに言え、コノヤロー!!と俺たち全員はぶち切れ、チェコの最後の夜を不愉快に終えてしまったのでした。でも、チェコの料理自体はすごく美味しく、ドイツとは比べ物にならなかった。そこは満足したかな?




写真一枚目は、街を散歩中に撮った写真。俺はサルのように街灯にしがみついています。きれいな小道だった。




写真二枚目は夕日に映る教会の影。かなり神秘的でした。





写真三枚目は公演した教会の中。ちょっとわかりづらいかな?


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