その70 【リューベックの部屋のお隣さん編】

時期:2004年03月頃                                                執筆日:2006年09月19日
リューベックで住んでる家は学校から徒歩30秒、つまりほぼ隣に位置している。学生寮ではないのだが、音楽の学生が大勢住んでいるので音出しも問題なく行えるのだ。朝8時から昼1時までと、1時間昼休憩を挟んで2時から夜10時まで練習できる。

俺の部屋は17平方メートル。っていわれてもわかんないかな?ミュンスターの時と違って、バス・トイレは付いてる。そして小さいながらもキッチンが付いてるのだ。これで家賃が177ユーロ(1ユーロ=150円で26,550円)。電気代は別だけど。

はっきりいってこんないい条件のところまずないでしょ!!ってところなんだけど、1つ、大きな問題があるのだ。


それがお隣さん。


ミュンスターの時(その20参照)もそうなのだが、どうも俺はお隣さんに恵まれないようだ。

隣に住んでいるのは同じ大学の歌の学生。年は俺よりも4つくらい下の23〜4歳。ドイツ人の女の子だ。とりあえずイカンところをつらつらと書いていこうか。


その1:彼女は時間を守らない

何かというと、奴は(既に奴呼ばわり)自分の歌いたい時に歌うのだ。それが大抵練習してはいけない時間とかだったりする。以前同じ建物に住んでいた韓国人の歌の男が注意したら

「あなたのドイツ語が汚くて何を言ってるのかわからないわっ!!」

と言ってまったくとりあわなかったらしい。当時の彼のドイツ語はその他の韓国人に比べてすこぶるよかったはずだが?
これは余談だが、彼女の歌は聞くに耐えたものではないのだ。


その2:彼女は他人のことを全く考えない

まぁその1に通じるものがあるのだが、最近こんなエピソードがあった。

この建物には洗濯機があって、電源の鍵を共同で使っている。掲示板にリストが張ってあって事前に予約して使うのである。
ある時韓国人の女の子が予約している日に鍵を取りに行くと、掲示板にかかっていなかった。仕方がないので学校で何時間か練習して戻ってくると、まだ戻っていない。また数時間して見てみてもないので、洗濯機の置いてある地下をちょこんと覘いてみると、彼女が洗濯機の中に自分の洗濯物を入れていた。

韓「あの、今日私が予約してるんだけど・・・?」
奴「あら、私、もうあなたが洗濯し終えたのかと思っちゃった。今もう私の物を入れたから、終わったら返すわ。」

と言ったらしい。明らかに嘘をついている。だって鍵は常に奴が持っていたのだから。そんなことを言っても仕方がないので彼女は待つことに。
かなりの時間が過ぎても鍵を返しにこない。一応洗濯の時間も夜10時までとなっているのだが、10時間際になっても返ってこない。彼女は奴の部屋のベルを鳴らした。俺はお隣だから奴がいる物音とか聞こえるのだが、ベルがなると、ぴたっと止んだ。彼女は何回もベルを鳴らすが奴は出ない。

ちょうど俺は外に出る用事があったので部屋からでると、彼女が奴の扉の前で怒っていた。そしてこの話を聞いたのである。



まだまだあるのだが、書けば書くほど腹が立ってくるのでここらでやめておこう。とりあえずまとめると、奴は世界一の自己中心人間なのである。こんな奴見たことねぇよ。


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