その67 【リューベック音大最初のオペラプロジェクト編】

時期:2005年01月頃                                                執筆日:2006年06月17日
久しぶりの回想記。時は2004年の冬です。

リューベック音大では1年に1度学生によるオペラ公演が企画されます。とはいっても演目などはもちろん上の方々が決めるのですが。出演者が全員学生ということで。

今回のオペラはプッチーニの「修道女アンジェリカ」とブリテンの「Curlew River」である。アンジェリカは女声だけのオペラ、Curlew Riverは男声だけのオペラなのだ。そしてこの両方のオペラは短いので、休憩を挟んで前半と後半、一晩で演奏されるのでした。

さてこの「Curlew River(カーリュー・リヴァー)」、一体どういう意味なんでしょうか?Riverは川とわかるとして、Curlewって何だ?ってなことで辞書を引いてみる・・・・。「《鳥》ダイシャクシギ(鳴き声は不吉とされる)」なんじゃそりゃ??「ダイシャクシギの川」?譲歩して「シギの河」ってか?ふむぅ・・・がんばって理解しようとしたのに、知ったからとて特に何もなかった。ちなみにドイツ語では「Fluss der Moeven」(かもめの河)だ。こっちもなんだかな〜。っていうか鳥の種類が変わってる!?いいのかそれで!?

さてさて、元はといえばこれは日本の能からとられた話なんですなぁー。ブリテンが日本を訪れたときに観た「隅田川」という能の舞台に感激して書いたオペラがこの「サギの河(?)」。だから話の内容もほぼこれと一緒です。子供を探して歩いている母親がある鎮魂際に参加し、そこで墓の主が実は自分の子供だったという悲劇。一行で書こうとしたらこんなもんか・・・。詳しい内容は各自で調べてくれい。

今回の役はコーラス部門。コーラスとは言ってもこのオペラ、全員で11人しか出演者がいなくて、3人が主役(?)で、1人がもうちょっと役があって、あとがコーラス。だから各パート2〜3人程度。コーラスというよりアンサンブルか。なので、逆に自分のパートの人と合わせづらい。離れて立ってたりしたらもうずれずれ。指揮なんて見たって合いやしないし・・・。

公演日は2005年1月28、29、30日。そしてそんな公演間近にもかかわらず、1月24日にはなにやらオペラのオーディションがあったのでした。このことはまた後日記載しますが。

オペラ公演は大きなミスも無くなんとか無事に終わり、とりあえずリューベック音大での初オペラプロジェクトを終えたのでした。しかし、アンジェリカのほうは全然観なかったなぁ〜。練習とかも別々だったし、本番も観なかった。だって、あっちが先でこっちがその後だから観る余裕なんてなかったんです。だからアンジェリカのことは何も書けませーん。





写真1は主役の一人、クリストフ。なんとなく衣装も着物っぽい




               写真2は演出家のフォルトゥッツィさん。
                           ベルリン、ハンス・アイスラーの先生






写真3は舞台上の掃除をする俺。いや、こういう役なんじゃないんですよ。普通に掃除してます。だって、俺ら全員はだしなので木屑とか残ってると刺さるのだ。


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