その36 【オペラ、ニュルンベルクのマイスタージンガー編】

時期:2003年05月頃〜                                                執筆日:2005年11月23日
卒論を書き終えた俺はもうバラ色の人生を歩んでいるようだった。何も気に病むものはなく、あとは自分のしたいことを思い切りできるという感じだった。

パンティーを使うオペラも終わりを向かえ、すぐに次のオペラへの練習が始まった。ワーグナー作曲オペラ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」である。

基本的にワーグナーのオペラは長い。そしてドイツ語がわからないと全く面白くないのである。音楽はもちろんいいが、理解するのにも少し知識がいるし、ヴェルディやプッチーニのオペラと比べると日本人にはとっつきにくいと思われる。

まぁそれは置いといて、長いもんだから練習も早くから始められた。言葉も多く音もとるのが難しいので、とりあえず丸暗記状態だった。何を歌ってるのかわからないところなんてざらだった。

内容をさらっと簡単に述べると、ドイツの町、ニュルンベルクで歌合戦があり、その商品がマイスター(職人)の娘になった。その娘には恋人がおり、町の人間でない彼は歌合戦に参加するためにマイスター達の前で予選を受ける。しかし悪い奴の妨害にあい落選してしまう。しかし彼の歌の素晴らしさに気づいたマイスターの一人が彼を助け、大会のために詩と歌を書かせる。それを発見した悪い奴がその歌を奪い大会で歌う。しかし前日だったために正しく歌うことが出来ずに彼は大恥をかく。そして娘の恋人が歌い満場一致の賛成により優勝する。

まぁこんなところか。これを4〜5時間もかけてやるのだからたまったもんじゃない。俺らの役はどこにでてくるかというと、歌う場所ではないところでも舞台上にいなければならず、前半は結構出ずっぱりだった。

音楽稽古が終了し、舞台稽古に入ってからも苦労は続いた。時間も長いが出演者も多いので演出をつけるのに時間がかかる。長いことかけて練習をつんだのはいいが、演出家がえっらい注文をつけてきた。こんなことは日本ではありえないだろう。ドイツでもこんな演出はどうかと思うが。しかし面白いと思ったし、いい経験になった。観客がどう思ったかはわからないけれども・・・。

その奇抜な演出と初演のことは次回にまわそう・・・。

つづく!!


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