その15 【語学学校カピートでの苦労と努力編】

時期:2001年09月頃                                        執筆日:2005年11月01日
大学は10月から始まったのだが、引き続き朝9時から12時半までは毎日語学学校に通っていた。ご存知「カピート」である。

語学学校のレベルは初級、中級、上級とあり、大体の目安として、それぞれの級を3ヶ月づつくらい勉強する。もちろん自分は実力が足りないな、と思う人は次のシーズンも同じクラスに残ることができる。

なので詳しいクラス分けは初級1,2,3とあり、中級、上級も同じような感じ。初級にはプラス、超初級コースもあった。

最初初級1に入って、一ヶ月経つと初級2に自動的に移行。初級1では基本的な文法をみっちりやらされ、2に移ってもそれは変わらず、新しいながらも1ではやりきれなかった文法をビシバシ叩き込まれた。現在形、過去形、過去分詞、動詞の変化、冠詞の変化、単語テスト、聞き取り、喋り、など、毎日コツコツと勉強させられた。

ここで不利なのがアジア人。特に日本と韓国。ヨーロッパ圏の人達は文法がそれほど掛け離れてないし、単語も似たものがあるから覚えるのも使えるようになるのも早い。例えばintensiv(インテンズィーフ)というドイツ語は、英語でもintensive(インテンシブ)だし、イタリア語でもintenso(インテンゾ)だし、フランス語でも・・・多分似たような感じだ。コレが日本語になるとどうだ?「集中的な」、だ。もしこれらの国の人間が母国語でこれはドイツ語でなんていうんだ?って聞いたら先生も答えられるだろうが、「集中的な(syuuchuutekina)」って言葉を発してもまっっっったく理解されないだろう。

そんなこんなで奴らとの差を縮めるためには毎日必ず単語を覚えるようにすることだと考え、とある暗記方法を利用した。

まず小さな紙をいっぱい用意して、表にはドイツ語、裏には日本語の意味を書いて広い机の上にドイツ語を上にして並べる。おそらく100単語くらいがちょうどいいと思うが、それらを先ず全部ざっと覚える。何時間か間をあけてもう一度見直す。その時に覚えている単語達はカテゴリーBへ。覚えてなくて裏を見返したやつはそこに留まる。そして覚える。そしたらまた何時間か、もしくは日をあらためて見直す。カテゴリーBで覚えてたやつはカテゴリーCへ。覚えてなかったやつはまたカテゴリーAへ戻る。これを繰り返していき、カテゴリーCでも覚えてた紙は今度は裏返して日本語を表にする。最終的に日本語もCまでいったら捨ててしまうのである。そしてまた全く新しい単語を追加していく。

単語でも覚えやすいのと覚えにくい単語があって、覚えにくい単語は1週間くらいカテゴリーAに留まってる。そして覚えて捨てた単語は、なるべく実生活で使うようにする。使わなくても、一人でその単語を使った文章を作ってみる。傍から見たら怖いだろうな・・・。部屋の中で天井を見つめて「僕は今日、パン屋でパンを買った」とかを繰り返しつぶやいてるんだから。その時話しかけられたら困るヨネ。いや買ってないよって普通に答えるのもマヌケだし。っていうか当時は答えられなかっただろうし。

そんなこんなで毎日10単語を目標にしてたのだが、この世には人生を知り尽くしたような歌があるもんです。「いっちにっちいっぽ♪みぃ〜っかでさんぽ♪さぁ〜んぽあっるいってにっほさがる♪」です。昨日覚えていた10単語が次の日の朝になると5個に減っているのです。だから一日10単語を一年つづけても、3650単語覚えてるとはいえないのです。トホホ。

高校を卒業してから○年、こんなに頭を使って勉強することがまだあろうとは夢にも思ってませんでした。ただ中学、高校の時の勉強と違うところは、勉強したことをすぐに実践で利用できるというところ。だからこの時はきちんと勉強したんだなと思う今日このごろです。


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