その12 【ミュンスター音大教育の授業紹介編】

時期:2001年10月頃〜                                     執筆日:2005年10月29日
その10で書いたように、僕のいた学校には歌では教育学部しかなく、無論のこと音楽教育に関する授業もたっぷり履修しなければならなかったのでした。

教育に関する授業は「声楽教育法」「一般教育法」、それに付随して「心理学」「合唱声帯学」「子供のための声帯学」があった。

これらの授業の苦労話を書いてもしかたないので(あまりにも苦労しすぎて書き上げるとページが足りないから)、どのように授業が進んでいったか思い出しながら書いていくことにする。

声楽教育法の授業では、模擬レッスンのようなものを毎回割り当てられた生徒が決められた時間内で行っていく。この授業は2年間履修しなければならなく、最初の1年はもっぱらそれを見学するだけだった。だっていきなりそんなのできないもん。レッスンなんて簡単じゃん!って思うかもしれないが、実際に難しかったのはレッスンすることではなく、そのレッスンのために用意しなければならない授業計画表を書くことだった。その書き方にも規則があり、それに沿って書かなければならない。

1.授業のテーマ
2.生徒の情報:名前、年、レッスンを受ける上での性格、今までのレッスン履歴、音楽履歴
3.今回レッスンで行う内容:練習方法、曲(曲がある場合は曲の分析も添える)
4.このレッスン内での目標、目的
5.タイムテーブル(分刻み):やる内容、理由、生徒の反応と対応
6.次回のレッスン、もしくは長い目で見た場合のレッスン方法
7.今回のレッスンの復習のための宿題の提示

とまぁこんな感じだ。いきなりこんなんドイツ語で書けるかー!!いや、間違いのないドイツ語で正確に書こうと思ったら今でも無理です。ドイツ人に助けてもらわねば・・・。

一般音楽教育法の授業では名前の通り一般的な教育の理論を学びました。音楽を生徒に教える上での基礎、生徒にどう接したらいいか、教育の目的は何か、など僕の苦手な分野が盛りだくさん。しかもドイツの授業というのは日本の、黒板に書いて丸写ししてテストにでます、というようなものではなくディスカッション(話し合い)が主なものなので、これまた大変。ドイツ人たちのマシンガントークについていけるはずもなく、授業中はほとんどポカーンと聞いてました。ただしそればかりで授業日数を稼いでいけるはずもなく、1学期(1ゼメ)に何回かはレポートを発表しなければいけなかった。それが辛かった。

これらに付随する授業は明日にまわそう。何を隠そうこの文章3時間かかって書いてる。本当に勉強は苦手なのです。やるのも、思い出すのも・・・。


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